三石写真美術館

三石写真美術館について

地域に残る古い写真を中心に、三石の昔をたどります。地域を見直し、地域を元気にする可能性を探る目的で取り組んでいます。
約100年前の風景や地域の人々の暮らしぶりが垣間見れるなど、大変貴重な写真パネルの展示を行います。

「ネガ」が無かった時代の今ではめずらしい「ガラス写真原版」を復元し、皆様に間近で見てもらえる展示も行っています。

会場では、写真パネルを前に年配の方が「昔しはこうじゃったよ…」とお孫さんに昔の三石を語り告ぐ風景も見られます。

さらに三石の「笑顔」をテーマにしたコーナーも設け、「三石の今」を切り取った写真をご覧いただけます。

ご家族と一緒に「三石の魅力」を再発見して下さい。

平成16年(2004年)第一回 三石写真美術館「写真で見る三石」を開催

平成16年8月に昭和を生きた金融機関「旧日生信用金庫三石支店」において、「写真で見る三石」と題して展示会を開催しました。

その内容は、「三石再発見の写真」、「再発見マップ」、「今と昔の比較写真」、「三石の顔」を題材とした写真を展示し、合わせて写真コンテンストを実施しました。

この様子は、「写真でまちの魅力再発見」と題して、平成16年8月14日発行の山陽新聞に記事として掲載されました。

展示内容など

三石写真美術館で展示されたパネル写真の一部ご紹介いたします。

三石駅からの風景です。煙突が立ち並び、煙の町・耐火レンガ工場の町である三石がうかがえます。
三石の風景を現す昭和12年頃の写真
昭和40年頃の農作業と奉仕作業の風景を写した写真です。
昭和40年頃の写真
明治30年頃、三石簡易郵便局職員たちを写したものです。ガラスの原版(湿板写真法)で撮ったもので、10秒程動かずに撮られたと思われる写真です。
明治30年頃の写真
昭和35年10月、鉄道の電化に向けての工事風景と、三石に蒸気機関車が走る最後の貴重な写真です。SLが力強く走っています。
三石を疾走する最後の蒸気機関車
各家庭からご提供頂いた、昔の写真と今の写真を比較して展示をしています。
パネル写真展示風景
ネガが無かった時代、写真はガラス原板に造影されていました。明治後期、三石のカメラ愛好家が残した大変貴重なガラスの原版(湿板写真法)の展示風景です。
ガラス原版展示風景